2017年 12月 01日
嬉しい事に、来期からチャージャーボート日本総代理店となる、昭和電機様にサポートして頂ける事になりました。 この話を頂く前に、私自身、チャージャーを昔のイメージで見ていたので、バサーオールスターの会場で展示されていた210を見るまでは「チャージャーの作りなんだろうなぁ」と思っていました。 しかし、その予想は良い意味で裏切られ、デッキなども凄く綺麗に作られていたので、驚きを隠せませんでした。 チャンピオンのハルの型を使って作られたチャージャー、チャンピオンの伝統となるアローも入り、心惹かれる輝きさえ放っていました。 それからかなりの時間を経て、いきなりオファーを頂いた時に、まだ少し心の奥に何か心配事があり、 契約は試乗後という事にしてもらい、乗ってから決める事にしました。 試乗の日は、お誂え向きに琵琶湖はラフウォーターコンディション、普通「ボートに乗りたいな」とは思わない状況です。 そして、エンジンがこれまた自分の中ではイメージの良く無かったベラード、実際に250馬力のベラードは、海で結構乗っていたので、「無い」と思ってました。 先ずは、湖上に出る前にデッキ周りのチェック、驚いたのはドライビングシートやフットレストの位置が日本人でもシックリ来る位置でした、アメリカのボートなので、大概ポジションは合わない事が多い部分なので、嬉しいポイントです。 サイドのロッドストレージはチャンピオンの伝統、ロングノーズならではの長く深いストレージで、ロッドやタックルボックスがメチャクチャ入ります。 センターのストレージも、これでもか?と言うぐらい入りますが、更に二重底になっていて、普段使わない物を入れておけそう、コンソールの横にも小さな引き出しが両サイドにあり、収納は言う事ありません。 リヤのデッキもライブウエル、サイドストレージ、バッテリーストレージとあり、デッキもかなり広い。 更にシートには、まさかのシートヒーターまで、 サイドストレージは、バーサスが縦に入る深さで、メッチャ収納出来、ライブウエルには光が入る事でバスが平行感覚をつかみ、弱りにくい工夫がされています、これはかなり効果的なようです。 バッテリーのストレージも広く作業がし易い感じです。 さあ〜、どんな試乗になるのかワクワクしながら湖へ、、、 ここでまた驚いたのは、かなりスターンヘビーになるのでは?と思っていたべラードでしたが、どうやら、この210自体がチャンピオン時代のスキートリースに合わせて作られ、スキートリースと言えばベラード!そんな事も有り、ベラードとのセッティングはかなり密におこなわれていた様で、バランスが良かったのもビックリ! 実際に荒れ狂う湖の中をリブレから長命寺付近までパッセンジャーで体感しましたが、怖さが微塵も感じられず、自分でも、向かい波、横波とテストドライブしてきましたが、ただただ、笑うだけしか無い楽しい状況でした。 自分自身、チャンピオンは10台近く乗り継ぎ、18DCXに225psまでチューンしたエンジンを載せ、空中排気仕様の80マイル近く出る、爆音モンスター艇も乗っていた事もあったぐらいの自称チャンピオン通です、それ以外にも19〜22まで色んなチャンピオンを乗って来たうえで、感じたのは、この210は別格です。 今迄のチャンピオンを遥かにしのぐ走破性に荒波を乗り越えた時の安定感から生まれる安心感は、味わったことのない感覚でした。 「ここまでとは‼︎」と、予想を遥かに裏切る完成度の高さと、チャンピオンには無かった安定感、荒れる湖上で釣りをしても、全く横揺れしない事に驚き、チャンピオン社のエンジニアが移籍し進化させたのだなと言う事に納得させられました。 これだけ荒れた湖を、水シブキを被る事なく走り抜けられるのは、チャンピオンボートの血統しか無いと思います。 もちろん、衝撃が少なく体に受ける負担が少ないので、全湖での釣りをターゲットにした方には絶対的に勧められるボートと言え、同時にベラードにも驚きを隠せません、四千回転から来る加速は流石にスーパーチャージャー、フォーストとは思えない乗り味です。 ベラードはパワステを搭載しているので、荒れた湖で横波を交わすハンドルさばきが細かく行え、しかも疲れる事なく容易に出来ます、流石にパワステは楽です‼️ 「文句のつけようが無い!」その乗り味に、何もかも吹っ飛び、契約させて頂く事になりました。 荒れ狂う湖を楽しみながらドライブ出来るボートはそうそう有りません。 この試乗では終始荒れた中を走りましたが、体に受ける衝撃は皆無と言って良いぐらいです。 今後は北湖を視野に入れた戦略を組もうと考えていた矢先なので、強烈な武器を手に入れる事が出来、納艇される日が今から楽しみでなりません。 結果として、エンジンも210とのマッチングの良さからベラードの魅力にノックアウトされてしまい、プロ300を選ぶ事となりました。 まだまだセッティングが出ていない状況でこの走りと言うことは、エンジンの高さやプロップがマッチすると更に素晴らしい物になると思います。 とにかく、荒れた湖でもドライビングを楽しめる唯一無二の最高のボートだと思いますので、実際に試乗して貰えれば、衝撃が走ると思いますよ。 #
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| 2017-12-01 18:36
2017年 11月 28日
ターンオーバーも落ち着き、これから一年で最も最低水温に向かう時期になり、サスペンドルアーが活躍する時期になって来ました。 そのサスペンドルアーの中でも厳しい冬にオカッパリでバスを釣るには、シャッドが頼りになると思います。 フラッシュユニオンにもシャッドがあり、かなり特徴的なシャッド、スピードキラーが有ります。 スピードキラーの特徴としては、潜る事で動きを得るシャッドに対し、超スローで動くキラーリップを搭載し、レンジを変える事なく泳がせる事が可能なので、狙ったレンジをトレース出来ます。 要はミドストの様にレンジをスローリトリーブで狙う事が可能になるのです。 そのスピードキラーには、フローティングモデルの他にサスペンドモデルが有り、 水中で止めて見せれるサスペンドモデルは、低水温で動けなくなったバスに見せる事で、近付くチャンスを与えられ、その動作を繰り返す事により、低活性のバスにも追いつけるタイミングを与える事が出来るモデルとなります。 ただ、トップ50の最終戦の霞水系戦では、それほど低水温では有りませんでしたが、急激に水温が低下した事を考慮し、障害物を抜ける度にポーズを入れ、バイトさせる事に成功しました。 スピードキラーサスペンドで、開始直後いきなりバイト!やっぱりスローに巻けるスピードキラーはタフな時には強いです。 因みにサスペンドを選んだのは、止める為ではなく、強風の向かい風でシャッドを狙った所に投げる為で、この様に急激に水温が下がる事でバスは追う力が無くなるので、かなりバスに近づける様に、ピンにタイトなキャストが要求されます。 あまり知られていませんがスピードキラーは、フローティングは4.5ミリのタングステンに対し、サスペンドは5ミリタングステンが入っていますので、向かい風でも矢のように飛んで行くように設計しています。 季節風が吹くフィールドで、オカッパリの場合は風の向きなど考慮できない為、向かい風でのキャスタビリティを考え作られているのです。 重要なのは、移動するタングステンボールだけでなく、スピードキラーの場合、固定のウェイトが、お腹のエイトリングに沿って低重心になるように収められています。 これは、向かい風でキャストした時も、アンカー効果によって飛行姿勢が安定するように設計しているからで、因みに頭側に固定のウェイトがあるシャッドは、風が吹くと、きりもみ状態で落下するように落ち、飛距離が伸びないばかりか、狙ったポイントにキャストするのも困難になります。 比較的アクションが出しやすく、簡単にルアーが作れるので、この部分に固定ウェイトを入れる事が多いのですが、潜ろうとする力が強くなり、カバーで不自然な抜け方をするので、根掛かりも多くなります。 実際にフィールドでのテストを繰り返していると、季節風の強い向かい風でのキャストに不満を感じますので、スピードキラーでは、そこを徹底的に見直し、作り込んでいます。 フラッシュユニオンのルアーは、実戦から生まれた物が多いので、こんな時に使って頂くと役に立つと思います。 iPadから送信 #
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| 2017-11-28 14:44
2017年 08月 29日
このところ、仲間内で流行ってるダッシュボードチューン。 ![]() ただ単に車のダッシュボードの上に直射日光が当たるように置いておくだけの簡単チューンなのですが、1日でワームがテロテロになります。 ワームをよく鍋で煮るチューンを行う方は意外とおられるかと思いますが、ソルトワームだと塩が溶け出し、マテリアルによってはベトベトしたり、素材自体がクタクタになってしまう物まであるので注意が必要です。 その点ダッシュボードチューンは、そのままの質感でテロテロになるので、さらにワームの動き出しが良くなります。 特にユニオンクローはカバー撃ちなどで使われる事を考慮して、敢えて硬めのマテリアルを選んでいて、ハードなスキッピングなどで使っても、爪がちぎれず、パンチングでもフックからボディがズレにくい利点が有ります。 ただ、オープンで使う場合はダッシュボードチューンでテロテロにすると、爪のロールアクションが速くなり、ザリガニが逃げ惑う時の様な波動を更に出す事が出来るので、デカバスに無茶苦茶効く様になります。 先日行わせて頂いた、ポイントさん2店舗でのイベントでは、 ![]() 実際にダッシュボードチューンした、クローとノーマルを展示して、触って頂きましたが、 ![]() かなりソフトになる事に、驚かれていました。 フラッシュユニオンのワームマテリアルはかなり丈夫なので、チューンをしても、キャストなどでワームが破損する事もなく、 「その動きは生き物のようなライブ感」になり、 リールの試投会などでアバカス4.3のダッシュボードチューンが付いていたりすると、その動きに驚かれる方が多いようです。 このアバカス4.3、デッドスローから大きくテールを振るのが特徴で、アピールが強くビッグバスが釣れます。 最近の桧原湖ガイドでも、アバカス4.3のフットボールとのコンボはビッグスモールマウスを選んで釣る事の出来るアイテムとして、人気が急上昇中です。 ![]() このアバカス、最近はソルトでも活躍しており、ヒラメがかなり釣れています。 夏の時期はあまりヒラメが釣れにくいようなのですが、アバカス4.3はかなり効いています。 ![]() 釣って頂いている方に聞いてみると、やはりスローでも大きく振るフラッシュユニオン独自のテールがヒラメに効くようです。 ![]() 持たれている方は、是非ダッシュボードチューン試して頂けたらと思います。 iPadから送信 #
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| 2017-08-29 14:58
2017年 08月 26日
チャターの開発を本格的に進めて一年以上経ちますが、 ![]() 最も早くサンプル上で完成したのは3/8オンスでした。 ![]() 3/8ozは既に樹脂タングステンのヘッドを成型するための本金型を製作していて、進行中なのですが、 ![]() 3/8用のブレイドの抜き型が一足先に完成したので上がって来ました。 3/8に引き続き1/4もサンプル上では思ったような感じの物が出来、こちらも少し遅れて本金型を製作中です。 と、いう事で、最後は1/4ozと同時開発していた、1/2のテストを主にしているのですが、 変更した三代目のヘッドが、かなり良く、自分自身でこのチャターのどこをどうすれば良いかが手に取るように分かって来ました。 ![]() 今のところ3種類のウェイトを考えていて、そのどれもに使い方のコンセプトがあり、これらが完成すると色んな状況下で、チャターを使う機会が増えると思います。 このチャターと同時に開発を進めているトレーラーですが、 ![]() トレーラーだけでなくそのワーム自体でも使って頂ける仕様を考えていて、単体でもかなり面白い感じの物が出来そうです。 ![]() かなり佳境に入って来たチャター、 色んな事を想定してテストを繰り返し、完成させました。 もう直ぐ全てを製品パーツで組んだ、 完成系が手元に届く予定で、メチャ楽しみです。 #
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| 2017-08-26 09:16
2017年 07月 31日
昨日は、 BBさんで、ZPIさんの試投会があり、 C馬監督が、行って来たようです。 ![]() 試投会は盛況で、多くの方が訪れ、 驚かれたのが、 アバカス4.3の動きです。 ![]() ちなみに、ダッシュボードチューン済みの アバカスなので、デッドスローでも、 生き物のように動きます! その頃、桧原湖でも、 アバカス4.3でナイススモールが、 ![]() 高梨ガイドで、爆っていたようです。 ![]() サイズ、選んで釣れていたようなので、 ![]() 桧原湖行かれる方は、 ![]() 是非持って行って下さい‼️ #
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| 2017-07-31 07:38
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パープル・ストリームはJB TOP50で活躍するバストーナメント トッププロであり、モーリスの製品開発に携わる藤木淳が、モーリスの新製品情報や使用法はじめ、バスフィッシングの様々な情報を発信していきます
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