2016年 12月 16日
超根掛かりエリアでのDS
秋に関東に取材に行って来た時の話なんですが、この取材は隔月でルアーマガジンに連載させて頂いているコーナーがあり、
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その取材でしたが、この時期の霞水系は釣れないのが分かっていたので、断り気味で話を進めていました。

しかし、担当の強い希望で押し切られました。

現地に行くと予想通り何処も水が悪く、ターンした泡でブクブクの粘度の高そうな水です。

これはお手上げ、全く釣れる気がしません。

こんな時は、汚い水がブロックされ入って来にくいテトラやキンチャクのインサイドの壁際が水も良くて、まだ釣りをする気がします。

こういう所に延々とルアーを落として行くのですが、ここまでにも汚い水が入っているのか?全くアタリすら有りません。

そして、この水系の1番の特徴はとにかく根掛る事で、

何処に何が沈んでいるのか分からなく、もちろんそんな場所は1級ポイントになっているので、避けては通れず狙う事になります。

多くの人がこのポイントを入れ替わり立ち替わり狙う事もあり、

バスはスレているので、

よりユックリとルアーを見せながらじっくり狙わなくては釣れなく、余計に根掛かりが多発してしまいます。

そんなポイントで、ダウンショットなどは1発で根掛ってしまうので、キンチャク周辺ではダウンショットはご法度でした。

ただ、どうしてもダウンショットを使いたくなり、「ハッ」と思い付き、スルーダウンショットにしてみると驚く程根掛かりが激減しました。
超根掛かりエリアでのDS_b0198668_13525757.jpg


スルーダウンショットはワームとシンカーとの間のリーダーを太くする事で、岩と岩の間にラインが挟まらないようにし、その効果でシンカーも挟まりにくく快適に釣りが出来るアイテムとなっています。

しかもリーダーがたわまない事で、ワームが予測不可能な動きを演出してくれ、

スレた頭の良いバスにも思わずリアクションバイトさせてしまう能力があり、よりダートさせやすい形状のフラッシュストレートとの相性は抜群です。

こんな所が注目され、このシステム、現在では直ぐに売り切れが多発してしまうアイテムなのです。

今までは、スルーダウンショットと言うと重いシンカーをベイトで使うだけでしたが、

この時初めて、強めのスピニングで軽いシンカー(0.9~1.2g)で使ってみましたが、感動する程スルスル抜けて来ます。

とにかく軽いシンカーとのコンボは、ジックリと狙っていっても殆どスタックする事が無く、

この冬は大きな武器となりそうです。



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by purplestream | 2016-12-16 13:45


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